マロウという植物を知っていますか?
なんとこの植物のお花を使って色の実験ができるんです。
それもとってもきれいな色なんですよ(*^^*)
今回はそのお花を庭で育てて、お花を摘み取り、乾燥、色実験をした様子を載せていきますので
是非読んでみてくださいね。
まるで魔法!マロウを使った色あそび
マロウって何?
マロウとは、アオイ科の宿根草です。
マロウの種類にはゼニアオイ、ウスベニアオイ(コモンマロウ)、ジャコウアオイ(ムスクマロウ)などがあります。
草丈は60~150センチとかなり大きくなります。
うちではウスベニアオイ(紫)マシュマロウ(白)ブラックマロウ(黒)をお庭で育てています。
()内は花の色をあらわしています。
ちなみに、マシュマロウと読んでお菓子のマシュマロみたいな名前!
って思った方いるんじゃないでしょうか?!
まさにその通りで、そこから命名されたと言われているんです!!
今のマシュマロの原材料ってゼラチンなのですが、当時はゼラチンではなく
粘液性のあるマシュマロウの根を原料として作っていたんだそうです。
マシュマロウの苗を買ったときは、マシュマロみたいでかわいい名前~と言っていましたが、
調べてみたら由来が本当にマシュマロだったのでとっても驚きました(笑)
マロウの効能
鎮静、消炎など。
マロウは粘液質が豊富で粘膜を保護する働きがあるという事から、
当時はマロウのエキスと蜂蜜を使ったのど飴があったそうです。
皮膚のトラブル時にシップやパックとして使われたりと炎症を抑える効果があります。
咳が止まらない時や、痰が絡むときは乾燥マロウにお湯をいれたハーブティーをつくり
そこに蜂蜜やレモンを加えて飲むのもオススメです。
色の実験準備 お花の収穫と乾燥
色の実験に使うのはウスベニアオイのお花です。
5月の末ごろになると紫色のお花をたくさん咲かせます。
このお花は一日で咲き終わってしまうので、毎朝咲くとお花を摘み取り
ザルの上に置いて干していきます。
このお花毎日摘み取ってっも、摘み取っても、どんどんお花を咲かせてくれます。
最後のほうは面倒になってほったらかしにしてしまう、飽き性の私が出てしまいました(;^ω^)
うちで育てているウスベニアオイは1本の株ですが
1本だけでもかなりのお花が収穫できました。
乾燥マロウを使った色の実験スタート
準備するもの
- 乾燥マロウ
- お湯
- レモン汁(100均で売っているポッカレモンのレモン汁を使いました)
実験開始
乾燥マロウをポットに入れます。
そこにお湯をいれるととってもきれいなブルーに変化します。
そして、レモン汁を垂らすと!!
紫色に変化しました(*´▽`*)
この時、是非レモン汁を一滴ずつ入れながら様子を見て色の変化を楽しんでください。
ポッカレモンのレモン汁は、子供でも1滴ずつ垂らすことができるのでオススメです。
こどもたちも「わ~キレイ!!」ととっても楽しんでおりました。
3色の変化がよく分かるように、製氷機にいれながらレモン汁の量を変えてつくった氷です。
カルピスを使った美味しい実験
乾燥マロウにお湯を注いだだけのマロウティー。
そのままではほとんど味はありません。
子供たちにも飲んでもらいましたが、
味しなーい。美味しくなーい。
ちょっとすっぱーい。←たぶんレモン
そんな感想でした。
そこで登場するのがカルピスです。
この色が変わる実験、なんとカルピスでも色が変わるんです。
それではいってみましょー!
青からの~
紫~(^^♪
カルピスが白なのでピンクっぽくなってとってもかわいいお色で、
娘っ子がとっても喜んでおりました(*^^)v
なんで色が変わるの?
紫のお花にはアントシアニンという青色色素が入っています。
この青色色素がレモン果汁によって、アルカリ性から酸性に変化したことで
色が変わったという事です。
私の書いている記事の中で、赤紫蘇ジュースをつくった記事があります。
その中で酢を入れると綺麗なピンクに変化する
という部分がありますが、赤じそにもアントシアニンが含まれているから
同じことが起こっているというワケですね。
ちなみにカルピスでも色が変化したのはカルピスが酸性だからです。
カルピスは乳酸発酵しているので、酸がたくさん含まれておりレモン汁と同じように
色が変わったという事になります。
まとめ
いかがでしたか?マロウを使った色実験。
乾燥マロウはネットでも手軽に買うことができます。
お花を育てていなくても簡単に手に入るというワケですね☆
キレイな見た目にも癒される、マロウを使った色実験。
是非お子さんと楽しんでみてください(*^^*)
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