アケビを採るところからのカゴづくり

趣味

籠(かご)ってかわいいですよね!!

わたしのブログのタイトルの背景にも使っていますが、あの編まれているカゴが大好きなんです(≧▽≦)!

何個あっても欲しいW

置いてあるだけでかわいい!

そんなカゴを今回は、素材を自分で採るところから作ったところまで載せていきたいと思います。

一度もカゴを編んだことのない初心者がアケビのカゴ作り

アケビのカゴを作りたかった理由☆

カゴって見ているだけでかわいいですよね。

自然素材で人の手によって編まれたカゴってなんだか暖かくて、どこにでも馴染むんです。

カゴの素材でよく使われているのはラタン。日本語では籐(とう)です。

ラタンというのは熱帯雨林のジャングルに自生するヤシ科の植物で200種類以上ある植物の総称なんだそうです。ラタンが良く使われているのは軽くて柔らかさもあり加工しやすいんだそうです。

それぞれカゴ作りに使われる素材の特徴を簡単にまとめてみました↓

  • ラタン(籐)・・・軽くてしなやか、立体的で複雑な曲線加工が可能
  • 竹・・・ 軽くて通気性がいいので、食品系や水切りのざるにも使われる
  • ストロー・・・麦を筆頭とする自然の草の総称 風通しがよく軽く水で湿らせると簡単に形を整えられる

他にもたくさんの種類がありますが上記の三つはどこでも見る素材ですよね。

そしてアケビの特徴はというと

丈夫でしなやか、使い込むほどに手の脂で飴色へと変化して、大事に使うと一生もののカゴが作れるというのです!実際にアケビのカゴバッグは高いものだと何万円という高価な取引もされているようです。

自分の手で一生もののカゴを作りたい!!と思っていた私に、

ママ友が、趣味でアケビのカゴを作っているおじさまを紹介してくれるというので

ぜひ!!とお願いしました。

想像以上に大変だったアケビ採り

早速おじさまとママ友とわたしの3人で、おじさまの管理している山にお邪魔してアケビを採りに行きました。

わたしは最初、山と聞いていたので大きなリュックに結構な重装備で行こうとしたところ、おじさまにもっていくのはカマだけでいいと言われました。

リュックは車に置いて、カマを持っていなかったわたしは手ぶらで一緒に山に登りました。

何も知らない私はアケビのつるというのは、木に絡まっているものなんだろうと想像していたのですが、地面に這っているツルをとるというので驚きました。

また私たちが山に入った時期は冬だったのですが下は落ち葉だらけでツルを見つけるのはとても難しかったです。

アケビには三つ葉アケビと五つ葉アケビの二種類がありその名の通り葉が3枚か5枚かの違いです。

五つ葉アケビは楕円形の葉なのに対して三つ葉葵は波打った葉なのも特徴です。

が、冬だったため葉もなく木で見分けるしかありませんでした。

アケビの木はこぶがあるのが特徴と言われました。

周りの木に比べると太さはあまりなく、こぶがありひょろっとした感じでした。

初心者の私には見分けが難しく、おじさまの言う通り その木!といわれた周りの下の落ち葉を手でどかしていくと、ほんとうにあのアケビのツルがありました。

根が少し張っているのでそれをカマで切りながらツルを採っていきます。

ひとつツルをみつけて追っていくとどんどん枝分かれしてあっちこっち見つかるので、どんどんテンションが上がっていきます!w

宝探しの気分でツルを見つけていきました。

採ったらクルクルクルっと巻いて肩掛けの要領で体に引っ掛けます。

かなりの斜面のところにアケビが生えていて何度か滑り落ちながらのツル採りとなりました(;^ω^)

また初心者の私にはアケビのツルと藤(フジ)のツルを見分けるのが難しく何度も間違えてフジのツルをとってしまいました。

おじさま曰く、見分け方は根の出方だそうで、確かによく見てみるとアケビよりもフジのほうが細かな根が広範囲にわたって出ているように思いました。

採ったツルはハサミやカッターで根の部分や小さなこぶの部分を取り、太さごとに分けて、扱いやすい状態にしていきます。

そしてすぐカゴ編みするのではなく、風通しの良い場所で1か月ほど乾かしてから

ようやく編むことができるのだそうです。

おじさまのつくてっているカゴ

おじさまはアケビのカゴ以外にも竹のカゴを作っています。

竹のカゴは竹を割くのが初心者にはかなり大変だと言っていました(-_-;)

背負子とかつくってみたいなぁ~♪

アケビのカゴを編んでいく

1か月後、編む前日に乾かしたアケビのツルをビニール袋にいれて、そのなかに水を入れて1日置いておきます。アケビのツルを編みやすい柔らかさにするのだそうです。

カゴつくり開始!!

わたしは最初は四角いパン皿が欲しかったのですが、今回採れたアケビのツルでは細いものが少なすぎて角皿を編めないと言われ、次にほしかったフルーツかごを教えていただくことにしました(*^^*)

まず土台となる部分を作ります。

初心者は奇数で軸をとったほうが編みやすいということで3,3,3,4、の計13本の軸を作りました。真ん中のつなぎの部分はとても細いアケビのツルを使って編んでいます。

この軸となる部分に細いツルから順に表裏表裏とまぁるく編んでいきます。

最初はきつく隙間なく編むのが大変でしたが慣れてくるとおしゃべりしながらとても楽しくできました。皿の土台を編み終えるころには2時間近く経っていましたが集中しすぎてあっという間の時間でした。

まわりの部分をお花のような飾りにしたかったのでここからは先ほどの軸の部分にさらに2本ずつのアケビツルをさしてお花のような形にしていきます。

しっかり編まれている部分にさらに2本のツルを刺していくのはコツと力が必要で握力があまりない私はうまくできずに何度かおじさまに手伝っていただきました。

2本ずつ差したら、残ったツルをまわりに巻き付けて完成です。

どうでしょう?!とってもかわいいですよね??お昼休憩とコーヒータイムも入れながらゆっくりつくりましたが、4時間近くして完成しました。

編む工程自体は非常にシンプルでした!

でも手の力が結構いるので慣れない初心者にはやはり大変ですね。

でも完成してすごい達成感!!

初めて作った自分のフルーツバスケットに大満足でした(^_^)

さっそく編んだカゴに果物をのせて飾ってみた

カメラ目線が気になりますねw

アケビのかごは思っていた以上にしっかりしていて、たくさんのせて持ち上げても型崩れしませんでした。

大きさもちょうどよく、フルーツやお菓子を載せたりと重宝しそうです。

自然素材を使った、一生もののカゴ作り。

次は四角いパン皿作りたいなぁ(^^♪

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